伸銅業のKYTシート集改訂
IV 製管・製棒・製線作業 | 危険予知訓練シート目次へ |
線材の酸洗い作業 |
どんな危険がひそんでいるか
状況
あなたは、500kg入りの線材キャリアーを硫酸槽につけようとしている。
危険のヒント
- 線材キャリアに顔を近づけて、リモコン操作しているので水槽に浸けた時、硫酸がハネ飛んで目に入る。
- 巻き下げた時、線材キャリアーの出っ張りが槽の端に当り傾き、吊り具が外れて硫酸槽に落下し、硫酸が飛び散り身体にかかる。
- 線材キャリアが振れないように手を添えて水槽に入れようとした時、手が水で滑り身体が前に倒れかけ、線材キャリアで頭を打つ。
- 線材キャリアと硫酸槽の大きさがギリギリの為、吊り荷に触りながら硫酸槽に入れた時、線材キャリアが硫酸槽の縁に当り硫酸液がハネて顔にかかる。
- 線材キャリアーを巻き上げた時、硫酸槽の向こう側縁に当って傾き、吊り具が外れ線材キャリアーが硫酸曹に落下して、硫酸を身体に浴びる。
- ホイストの上下操作ボタンを確認せず押した為、線材キャリアーが下がってきて、指を線材キャリアーと硫酸槽で挟む。
- 線材キャリアーを下ろす時に、硫酸曹の縁に当り傾き、吊り具が外れ線材キャリアーが手前に転がって足に当る。